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Monthly Archive 2 月, 2005

「トニー滝谷」

久しぶりの映画館。それも日本映画なんて、いつ以来だろう。作品は「トニー滝谷」。
原作未読。村上春樹氏の他の作品も読んだことがない。「ノルウェイの森」を読んだような記憶があるが定かではない。あまりのブームに自分も読んだ気になっているだけかも。市川監督の作品もCMしか知らない。大まかなあらすじしか知らなかったので、かなり先入観無しでみることが出来たのではと思う。
観終わった後、きっと外に出たらとても寒いけれどよく晴れた午後の街にブランドの袋を持った人が行き交い…って感じだったけれど、仕事帰りの19:00の回に行ったので普通の新宿の夜だった。
以下、ネタばれあります。

白い息…

「白い息 かき消す吹雪 頬叩く」
子供の頃、吹雪の中を一人で歩いていると異様に心細い気分になったものである。世界中に自分ひとりしかいないような感覚。

トムヤムクン

仕事帰りに無印良品に寄ってみた。寄れば何かを買わずにいられないことはわかっていたが、近くを通りかかってしまったので寄らずにいられなかった。寄れば何かを…以下延々と続く。
バナナバウムや干しあんず等の他に二種類のトムヤムクンのレトルトスープを購入。既に他所で買い物をしていて荷物があり、あまりゆっくりとはみていられなかった。
タイ料理店に行く機会があまり無く、手軽に食べられるレトルトやインスタントのトムヤムクンもちょくちょく購入する。しかし、近年はキムチ系の食品におされがちで寂しい。もっとトムヤムクンを!でもやはり、あの酢辛さや香草が苦手だという人は多いのだろうか。
さっそく、マイルドな方のスープを食す。旨い!でも、舌をヤケドした。

盛り上がっているようですね

サッカーのワールドカップ予選が盛り上がっているらしい。今ひとつピンと来ていない自分だが。
試合終了時間と退社時間が絡まないように注意せねば…と思っていたら、明日は国立競技場じゃないのね♪
は?パブリックうんちゃらかんちゃらってなに?まぁ、電車にはそんなに影響ないだろう。
で、日本は勝ちそう?ワールドカップに出られそう?

「私事」中村雀右衛門

私が雀右衛門丈を好きな理由は、自然に舞台にいらっしゃるからだ。そこにいることが実に自然で、「雀右衛門丈が舞台にいる」のではなく「雀右衛門丈がいる舞台」なのである。雀右衛門丈は「歌舞伎の女形は女優や実際の女とはまったく違う、異界の住人です。」とおっしゃる。男でも女でもない女形が作る異界を観に行っているのかもしれない。
また、この本は雀右衛門丈の人生を通じて戦争と歌舞伎の関係についても教えてくれる。戦争のせの字も知らない自分には想像の限界があるけれど、今日、こうして歌舞伎が存在することを先人たちに感謝したい。と言っても、雀右衛門丈の語り口は決して説教くさいものではない。だから余計に突き刺さる。戦争の是非が云々ではなく、私たちが到底想像し得ない多くの事柄を背負って雀右衛門丈は舞台に立っているのだ。

私事

中村雀右衛門著
出版社 岩波書店発売日 2005.01価格  ¥ 1,680(¥ 1,600)ISBN  4000257552bk1で詳しく見る

平成十五年秋に歌舞伎座で金閣寺で雪姫を演じられた。幕が下りた後、桜の花びらを拾いに舞台の下へ急いだ記憶がある。子供のようなことを…と笑われるだろう。でもあの時は、少しでも、なんでも良いから舞台を、雀右衛門丈のいる舞台を感じられるものに触れたいという気持ちで一杯だった。