Archive for 6 月, 2005

あらら

2005/6/25 土曜日

延長戦、敗北か。

残念ながら一日中出掛けていたため、試合に関してはYahoo!で確認したのみ。申し訳ない。

本日の西口投手
   6.1回 94球  被安打10  奪三振2  四死球2  失点4  自責点4  防御率3.12

本日の豊田投手 打者6人 16球 3安打 3失点

歌舞伎座 六月大歌舞伎・参

2005/6/24 金曜日

昼の部、二回目(一回目の感想はこちら)。1階一桁列20番台。天ざる。

前回は主に凄みと迫力の感想を書いた「輝虎配膳」秀太郎さんの越路。今回は前半の娘に対する懐かしさの表情がとても印象的で、芝居全体の空気の流れ、緊迫感が徐々に高まっていく様をより感じることができたように思う。この日は膳が一度でひっくり返らず、お椀がちょっと遠くに転がっていったけれど、梅之さん、大丈夫でしたか?(笑)

忠兵衛の出は掴みO.K.って感じで、客席の空気がふわっと花道の方に流れた。この日の客席の雰囲気は染@忠兵衛と孝@梅川にとても好意的だった(私はいつも好意的)。忠兵衛の何が前回と変わっていたかと尋ねられても難しいのだが、色が違った…と説明にならない説明をしてみる。井筒屋と離れたとこにいる忠兵衛の周りもほんのりピンクがかっているように見えた(と、ココまで来ると私は病気なので気にしないで下さい)。やっぱり“ふにゃふにゃ”というより“くにゃくにゃ”って感じかな。もうちょっと、もう少し何かがあるような気がするんだけれど、んー、関西人じゃない私にはわからないわ。でも、きょとんとした顔がめちゃくちゃ可愛いから良し!ってそういう問題じゃないけど。そして梅川。忠兵衛を見つけた時の嬉しさ炸裂前回比十倍増(筆者調べ)。この瞬間の梅川の姿と「忠ぅぅぅぅさぁぁん!」が頭に焼き付いて離れん。あまりにも無邪気な梅川に、私の頭ん中のこの後に待っている悲劇が吹っ飛んだ。裏口での二人のやり取りで、染さんったら同じことを二回言ったような気がする(笑)。でも拗ねた顔がめちゃくちゃ可愛いから良し!(私は病気なので無視して下さい)。八右衛門にガシガシやられて封を切るまでのテンションの上がり方が凄く好きだったなぁ。こんな風に入り込んで観ることができたのは、最初に頭の中を吹き飛ばしてくれた梅川の無邪気さのおかげなのかもしれない。お金の出所を聞かされて奥に倒れこんだ梅川の「どぉしょぉぉっ」。前回も書いたけれどココやっぱり好き。そして忠兵衛にしがみついた時の梅川のせつなさ前回比十倍増(筆者調べ)。なんかさ、孝太郎さんがすっごく小さくなってて染さんの懐の中にすっぽり入っちゃったような記憶が残っているんだけれど、そんな感じで抱き合ってた…よね?とにかくこの日の「封印切」の記憶は、実際はともかくそういうイメージに支配されてしてしまっている。

「新口村」の最初。姿を現した二人が異様に綺麗に見えた。なんだ知らんが、とにかく綺麗だった。で、一瞬、奇妙な感覚に襲われた。なかなか言葉にしても伝わらないと思うのだけれど、自分がそこにいない感覚。いや、でもいるんだよ。身体からは離れていないから幽体離脱とは違う…って、書いていて馬鹿らしくなってきたからこの辺でやめておこう。どうせ私はちょっとおかしいんだよ。孫右衛門は前回より温かみが勝っていたと思う。すごく悲しい温かみだけれど。

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この昼の部・二回目は中日ちょい過ぎの観劇(先にエントリーした夜の部と同日)。一回目の観劇感想の最後に「次回はもっとすっきりとした感想を…」等と書いておきながら、ダメダメな感想になってしまった。書き直しても意味がないのでそのままエントリー。次回は千穐楽前日に昼夜観劇の予定。明日じゃん!

歌舞伎座 六月大歌舞伎・弐

2005/6/24 金曜日

夜の部、一回目。1階一桁列20番台。茹で小豆アイスクリームのせ、歌舞伎くるみ(土産持ち帰り)。

一、通し狂言「盟三五大切」
  序 幕-佃沖新地鼻の場・深川大和町の場-
  二幕目-二軒茶屋の場・五人切の場-
  大 詰-四谷鬼横町の場・愛染院門前の場-
     薩摩源五兵衛.....吉右衛門
     芸者小万.......時 蔵
     お先の伊之助.....歌 昇
     芸者菊野.......孝太郎
     六七八右衛門.....染五郎
     ごろつき勘九郎....錦 吾
     里親おくろ......吉之丞
     ますます坊主.....由次郎
     内びん虎蔵......秀 調
     廻し男幸八......友右衛門
     了心.........芦 燕
     家主くり廻しの弥助..歌 六
     富森助右衛門.....東 蔵
     笹野屋三五郎.....仁左衛門

いやぁ、黒い!真っ黒の闇に赤い血の河が流れているような舞台だった。私がこの芝居で唯一色彩を感じられた部分は、小万、伊之助らが一芝居打つ段取りを確認しながら伊勢屋の座敷にやってくるところ。塀の外に源五兵衛と三五郎が現れる前まで。吉右衛門さん、仁左衛門さんお二人が見事にこの芝居を支配しているということだと思う。私自身も待ち望んでいた競演だけれど、華のあるお二人がこのどす黒い狂言で競演するところが凄くもあり、おもしろくもある。その間にいる時蔵さんの瑞々しさと色っぽさ。充実の観劇だった。

初っ端の三五郎と小万の艶っぽさが、後の愛憎劇、惨劇を際立たせる。二人が舟に横たわった時の舞台…いや場内の雰囲気にちょっとドキドキ、ニヤニヤ。仁左衛門さんの色っぽさってなんなんだろ?妖しすぎてめまいがする程なのに、忠義のための悪事が忠義を壊して破滅を招いて忠義で決着をつける姿に違和感を感じさせない。役者さんって凄いよなぁ、とつくづく感じ入る。

吉右衛門さんに対して、源五兵衛のような浪人姿と女に入れあげてるっていうのが今ひとつピンとこなかったのだが、観てみるとさほど違和感等は感じず。終始翳りを背負いつつ、八右衛門とのやり取りで一切の家財道具を持って行かれながらもみせる鷹揚さ、助右衛門から百両を借り受けるところでの侍としての意思をしっかりと見せることで、騙されたと知って復讐の鬼と化した源五兵衛が幽霊よりもよっぽど怖い存在になる。源五兵衛と三五郎の関係、小万の兄と塩冶家との関わり、騙し騙され、百両が行ったり来たりしながらも結局は討ち入りに振り回されてのこと。むなしいやら、やるせないやら。

小万殺しの場面。人がなぶり殺されている場面を“美しい”と思って観ているんだからなぁ。恐怖と陶酔は紙一重であり、これが倒錯美なのかも…と、言葉が見つからない時は漢字を並べてみる。表現しようがないよ、実際のところ。物言わぬ首だけを持って帰る愛・執念・憎悪なんて感覚でとらえるしかないもの。

染五郎さんが、吉右衛門さん、仁左衛門さんと同じ場面に並んでいるってだけで嬉しさ倍増。是非一度、お三方で勧進帳をお願いします。染五郎さんの八右衛門はおろおろして、諌めて、ふくれて、喜んで、うなだれて、しょっぴかれて…と、こちらを笑わせたり頷かせたりしながら、ご主人さまのためにやらなきゃならないことを一通りみせてくれる。最後はせつないったらありゃしない。帰り道にふと、はてなキーワード・染五郎にある「忠義一途な犬系な役も得意とする」なんて一文を思い出して笑った。

二、「良寛と子守」「教草吉原雀」

-良寛と子守-
     良寛.....富十郎
     子守およし..尾上右近
     里の子....初御目見得 渡邊愛子(富十郎長女)
     里の子....大

初御目見得の愛子ちゃんは時折舞台袖に隠れてしまうものの、手拍子をしたり、良寛さまの横に腰を下ろしたり、うろちょろしたりと観客を楽しませてくれていた…んだと思う、たぶん。右近くんって、こんなにまんまるだったっけ?とはいえ、この天王寺屋祭の吹き荒れる中、丁寧な踊りで気持ちよく観ることができた。

-教草吉原雀-
     鳥売りの男....梅 玉
     鳥刺し......歌 昇
     鳥売りの女....魁 春

先ほど里景色から一転、郭を背景に華やかな舞。多彩な動きと曲の派手さの割に落ち着いたしっとり感を覚えるのは梅玉さんと魁春さんの風格なのだと思う。その抑え具合のおかげで最後のぶっ返りが一層引き立つ。梅雨と三五大切で淀んだ頭の中に清水を注いでくれる、打ち出しに相応しい舞踊だった。

————————–

実はこの日、二回目の昼の部(感想は後刻更新の予定)に続いて夜の部を観劇。わりと昼夜続けて観ても平気なタチだし、昼は二回目だから…と思っていたのだが、染さんの忠兵衛にどうしても気が入り過ぎてしまうのか全て観終えた後はすっかり抜け殻。歌舞伎を観てこんなに疲れたのは初めてかも。夜の部はもう一度行く予定だが、またもや昼の部と同日に取ってしまった。計三日の観劇日で昼三回、夜二回。もっとゆったり観劇したいけれど、仕事しているとそうも言ってられんのよ。

帆足が14被安打で5回降板

2005/6/22 水曜日

タイトルだけみたら確実に負け試合。実は普通に「4連勝」ってタイトルにしようと思っていたら、もうwe are the ライオンズにエントリーが入ってるのよ。ちょっと奥さん、どうします?

フェルナンデスの調子が上がってきたのが嬉しい。彼が他の選手に話しかけている姿は印象的だ。まるで自分が勝利投手かのようにピッチャーの隣でニコニコして試合終了を待っている。プレーオフ進出のためにもっともっと打っておくれよ~。

本日の豊田投手 打者3人 10球

歌舞伎座 六月大歌舞伎・壱

2005/6/17 金曜日

昼の部、一回目。1階一桁列10番台。花かご弁当、歌舞伎座焼菓子定式幕見立て(土産持ち帰り)。

一、「信州川中島合戦-輝虎配膳」
     長尾輝虎......梅玉
     お勝........時蔵
     直江山城守.....歌六
     唐衣........東蔵
     越路........秀太郎

歌舞伎座で上演されるのは三十三年ぶりとのこと。どうしてそんなに間があいてしまったんだろうと首を傾げてしまう程のおもしろさ。確かに越路とお勝を演じる役者さんを揃えて、さらに輝虎役を…となると大変そうだなぁ。女形のみなさんが見せ場たっぷりのこういうお芝居は大好き。

時蔵さん、素敵だった。唐衣からみれば兄嫁という立場だが、吃音で言葉が不自由ということもあり終始控えめな佇まい。決してその負い目から品格が落ちるようなことはない。いざという時には刀の前に身を投げ出して姑を守る武家の女。はて、お勝の実家ってどこなのだろう?やはり武家の息女なのかな。歌舞伎を観ながらこのテの疑問を持つことは少なくないのだが、なかなか調べるところまでいかないのが私の良いところ、もといダメなところ。閑話休題。「激昂する輝虎を琴を弾き歌いながらなだめるお勝」と文章で読むと「どんなだよ」って感じだけれど、不思議なもので自然に流れていく。役者さんってスゴイわ。最後の引っ込みが良い。怖くて頑固な姑だけれども同じ武家の女として、その強さが好きなんだろうなぁという気持ちが表れているように感じた。

秀太郎さんの凄みがさ~、たまらんのよ。秀太郎さんというと、まさに今月上演されている井筒屋おえんとか、吉田屋のおきさのようなイメージを強く持っていた自分にとっては本当に嬉しい上演だった。それだけに四月の源太勘當が観られなかったのが残念でならない。(うー、なんであんな襲名狂騒曲の最中にやるんだよー)越路は嫁を伴って娘の嫁ぎ先ではあるものの、息子の敵の元へやって来るわけだけれど、懐かしさの中にも張り詰めた空気が入り混じった状況に見物人としてはわくわくするのである。娘婿の差し出す土産物の小袖をつき返し、輝虎の運んできた膳をひっくり返すような動きや台詞のあるところはもちろんなのだが、脇息にもたれて休む姿が好き。老母らしくこじんまりとした体を作っているのに、両脇に娘と嫁を従えての姿は流石の迫力。動いている周囲と止まっている秀太郎さんをみる楽しさ。

越路がお勝と唐衣を従えて三人が並んでいる図にもう言葉がなかったッスよ。「うぉ~、すげぇよ」と心の中で叫びまくり。

二、「新歌舞伎十八番の内 素襖落」
     太郎冠者......吉右衛門
     太刀持鈍太郎....歌昇
     次郎冠者......玉太郎
     姫御寮.......魁春
     大名某.......富十郎

一つ目の輝虎配膳で思いのほか力を入れて観てしまったせいか、すっかりリラックスモード。吉右衛門さん、歌昇さんの松羽目ものはこんぴら歌舞伎でも二演目拝見したというのもあるかもしれないけれど、何より富十郎さんがすっごく楽しそうに演じてらっしゃるので、こちらもなぁんにも考えずに楽しんだ。魁春さんは赤姫の姿が良く似合っていてすっきりとあか抜けたたたずまい。リラックスモードといいつつ、里長さんはいらっしゃるし、清太夫さんはいつも通りに真っ赤な顔をしてらっしゃって、観るところがたくさん。知らないうちにきょろきょろしていたかも。

三、「恋飛脚大和往来-封印切・新口村」

-封印切-
     亀屋忠兵衛.....染五郎
     傾城梅川 .....孝太郎
     槌屋治右衛門....東蔵
     井筒屋おえん....秀太郎
     丹波屋八右衛門...仁左衛門

染五郎の會で封印切が上演されてから早四年。歌舞伎座で染さんの忠兵衛を観られる日が来ることを期待していなかったと言えば嘘にはなるけれど、幕が開くまで半信半疑、ってのは大袈裟か。しかも梅川役が孝太郎さんってところが、私にとっては涙モノ。あー、そろそろまた油地獄も観たい。

秀太郎さんがおえんさんを演じているのか、おえんさんとは秀太郎さんなのか…、芝居の上での忠兵衛・梅川を、若い役者としての染五郎・孝太郎を引っ張って行くところが重ね合わさってしまって、もう訳分からんのよ。いや、私が勝手に一人で感極まっているだけと言えばそれまでなんだけれどさ。裏戸口で二人の世話を焼きつつ、自分の昔を思い出しての「てれくさ」から店先で治右衛門の羽織を受け取るところが、むちゃくちゃ可愛いぃぃぃぃっ!!!!!相当ヤバイ。東蔵さんの治右衛門がいい旦那っぷりをみせているから、余計に一人で勝手に若返っているおえんさんが可愛いんだなぁ。

八右衛門が出てくると俄然、舞台は引き締まる。仁左衛門さんは受けて良し攻めて良しで、こんな風にして染さんの舞台に関わって下さることがとても嬉しい、というのはおこがましいかな。でもさ、本当にいやらしいのよ、八右衛門って。そして怖い。去り際に忠兵衛の首に煙管をあてて「この首が…」ってところは背筋がゾッとした。その前に忠兵衛が五十両を返していないというのは嘘だったことがばれたあたりの気まずい時の顔からのギャップが凄い。

可愛い梅川だったなぁ。守ってあげたいという可愛さではなくて、他の男には渡したくないって感じの梅川。と言ってもわたしゃ女なんでよくわからんけれど…ぉぃ。八右衛門が忠兵衛の悪口を言っている間の表情が、八右衛門が嫌いというより、とにかく忠さんの悪口を言うヤツは許せないって顔をしてたように感じられた。今回の私のツボは、忠兵衛から事の真相を聞かされて奥に倒れこんだ後に「どうしょぅっ!」と叫んで振り返ったところ。一気に溢れる絶望感なんだけれど、忠さんだけがしでかしたことではなく、二人のことになっていたと思う。

忠兵衛の最初の花道から玄関先での一人での場面はちょっと硬いかなぁ。硬いというか慎重さが勝っているのかも。裏戸口での二人だけの場面も、少しだけれど互いに確認し合うような感じが気になったかなぁ。でもその硬さや慎重さは芝居が進むに連れて気にならなくなってはいたから、次回が楽しみ。まぁ、なにやかやと言いながらもどっぷり芝居の流れと孝染の梅忠に浸かってしまったのだが。で、またまたここでも今回のツボ。八右衛門が貸したままだと言いふらした五十両をちゃんと返したと言って、受取の証文を出して見せるところ。このシーンは四年前の染五郎の會の時も好きだったのだけれど、自分の中にある四年前の三越劇場の記憶がストンと収まるべきところに収まった感覚が残った。次の観劇が楽しみである。

-新口村-
     父親孫右衛門....仁左衛門
     忠兵衛.......染五郎
     忠三郎女房.....歌江
     梅川........孝太郎

忠三郎なら大丈夫と請け負っていた夫・忠兵衛は父の姿を見てからは、すっかり息子に戻って嘆き悲しむ。そして梅川はせめて三日だけでも夫婦として過ごしたいとの言葉通り、気弱になっている忠兵衛をしっかり支える妻・梅川だったのではないかと思う。その二人を包み込む仁左衛門さんは圧巻。悲しみと絶望の中に温かさを感じた。

この幕、忠兵衛と梅川の手が触れ合うたびに、もの凄くせつなさを感じたんだよなぁ。やっぱりこの孝太郎さんと染さんの組み合わせが好きだと実感。

————————–

さて、長々と書いてきたわけだが、昼の部はあと二回行く予定。次回、次々回はもう少しすっきりとした感想を書くように心掛けるつもり…書けばだけれども。もちろん、夜の部も行く予定でいる。

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