十二月大歌舞伎-昼の部-の感想

2009/12/30 水曜日

 下書きしたまま放置していました。もう楽も過ぎ、幕内の皆さんも客の私たちもすっかり初春歌舞伎待機状態になっていて、後出しじゃんけんみたいですが、年内に載せねばと思い急いで更新。誤字脱字は後日気がついた時に修正します。

一、操り三番叟
 勘太郎さんが膝を故障されたのはいつ頃だったでしょう。このような演目をひと月勤められるまでになられたということがまず何より嬉しいですね。上から操られているという意味での軽さが少し物足りないかなと思ったけれど、躍動感のある踊りで、残り少ない今年を元気づけてくれる一幕でした。松也さんの後見はまだ少し探り探りな感は否めませんが、上品な身のこなしが眼福。先月の内びん虎蔵も良かったです。

二、新版歌祭文 野崎村
 平成十七年二月の人間国宝祭の野崎村をご記憶の方も多いと思います。流石に今回は若い。
 両花道ではないのが残念でしたが、なかなかの一幕でした。
 彌十郎さんの久作がとても味わい深く、お光の落飾して出てくると分かっていても、見た瞬間にどっと哀しみが押し寄せてきました。
 福助さんのお光と孝太郎さんのお染は好対象で面白みがありました。橋之助さんの久松も元々は武家の出らしい雰囲気が出ていましたが、ちゃんと分別つきそうなきらいが無きにしも非ずかな。秀調さんの後家の落ち着いた佇まいにホッとします。
 繰り返しにはなりますが、両花道でやってほしかった。今月は、現代作家の作品が昼夜かかることもあって、客席をつぶすことを避けたのだとは思いますが、この後の大江戸りびんぐでっどなんかは、両花道を使ってゾンビを踊らせるくらいのこと出来たんじゃないかと…。

三、新古演劇十種の内 身替座禅
 右京が勘三郎さんですが、本当にこういう役が似合いますね。ほんわかとピンクのオーラを放ってましたよ。三津五郎さんの玉の井は恐さは少し控えめかな。旦那さまのことが好きでたまらない感じが出ていました。太郎冠者の染五郎さんも愛嬌があって楽しかったです。前回の團十郎さんが右京をされた時とはかなり雰囲気を変わっていて、また違う右京と玉の井での太郎冠者を見たいと思いましたが、やっぱり数年後には右京が見たい。
 千枝小枝も可愛らしかったのですが、着実に日本人の体型が変わってきたことを痛感させられました。いや、キャリアを重ねればどうにかなるのか?

四、大江戸りびんぐでっど
 いよいよ、今をときめく宮藤官九郎さんの歌舞伎座初登場です。宮藤さんの作品はテレビドラマの木更津キャッツアイしか観たことがないのですが、この作品についてはさほど想像の枠を超えてはいませんでした。要らないこと、もしくは要らないようにみえることをどう挟みこんでいくかだと思うのですが、やり過ぎと物足りなさは紙一重ですからね。話の本筋が悪くなかっただけに、私にとってはややクドカったと…って、おやじギャグかよ。
 夜の部の感想でも書いたのですが、七之助くんがとても良かったです。私の中で今月のMVPです。今まで抱いていたイメージを良い方向にぶち壊してくれました。いや、どんなイメージを抱いていたのかは、上手く説明できませんけどね。

 さて、来月はなんといっても与話情浮名横櫛。染五郎さんの与三郎がこんなに早くお江戸で観られるとは感激です。

十二月大歌舞伎 - 昼の部 -

2009/12/18 金曜日

1階とちりのやや後ろだけどセンター。小倉アイス。土産に生姜大根のど飴。
感想は後日でご容赦。とりあえず、以下に演目と出演者のみ。

一、操り三番叟
  三番叟………勘太郎
  後 見………松 也
  千 歳………鶴 松
   翁 ………獅 童

二、新版歌祭文 野崎村
  お 光………福 助
  お 染………孝太郎
  後家お常……秀 調
  久 作………彌十郎
  久 松………橋之助

三、新古演劇十種の内 身替座禅
  山蔭右京…………勘三郎
  太郎冠者…………染五郎
  侍女千枝…………巳之助
  侍女小枝…………新 悟
  奥方玉の井………三津五郎

四、大江戸りびんぐでっど
  半 助……………染五郎
  お 葉……………七之助
  大工の辰…………勘太郎
  根岸肥前守………彌十郎
  遣手お菊…………萬次郎
  丁兵衛……………市 蔵
  与兵衛……………亀 蔵
  佐平次……………井之上隆志
  紙屑屋久六………猿 弥
  和尚実は死神……獅 童
  石坂段右衛門……橋之助
  女郎お染…………扇 雀
  女郎喜瀬川………福 助
  四十郎……………三津五郎
  新 吉……………勘三郎

句集

2009/12/12 土曜日

最近の愛読書-中村吉右衛門句集。
一昨年の秀山祭の折に買ったのかな。
句集は通して読むのも良いが、ふと時間が空いたときに適当なページをめくって読むのも良い
この吉右衛門句集は随筆が入っている。
歌舞伎にちなんだ句も多く、おすすめの一冊である。

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