奈良に行きたい

昨年10月に九代目松本幸四郎さんの勧進帳1000回記念公演を観に奈良は東大寺へ行ってきたのだが、一泊のみの旅路で東大寺、春日大社、奈良国立博物館以外は観光せずに帰ってきてしまった。
今年の新語・流行語大賞の候補にもなったアシュラーの発生源ともいえる春に開催された「国宝 阿修羅展」は記憶に新しいところだが、私の心には昨年の春に開催された「国宝 薬師寺展」が強く残っている。
高校の修学旅行で訪れた薬師寺で一目惚れした月光菩薩立像と日光菩薩立像に東京で会うことができるなど想像したこともなかった。
二体の立像は、それはそれは美しく、思わず涙をながしてしまった。
立像の背後に立ってみたとき、何を見つめ、何を見守ってこられたのだろうと想像してみたとき、ただ「悠久」という言葉しか浮かばなかった。
是非とも近いうちに薬師寺を訪ねたい。

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