浦沢直樹さんの漫画「MONSTER」がハリウッドで映画化!もちろん実写で。毎日新聞サイトの記事(速報ページなのでリンクが切れていたらごめんなさい)によるとまだまだ基本合意の段階で、契約はこれから。
漫画や小説その他諸々、好きなものが映画化されたりドラマ化されるとすぐに拒否反応する人は少なく無い。イヤなら観なきゃいいじゃん。作品が汚されたみたいなことを言う人もみかけるけれど、それを言っていいのは作者だけ…、いや、作者にしたって騙されたか眠らされている間にサインさせられていたとかじゃなければ、汚されるような契約しちゃったの貴方でしょ?汚されたソレを観て喜んでいる人もいるんだから諦めなさいよ、って感じかな。ある形で完成したものにわざわざ別の人や会社が関わったのだから、その時点で別のもの。それはそれ、これはこれと思えない人は観たり聴いたりしない方が精神的にも肉体的にも良いかもよ。と、考えるんだけどおかしいかしら?そうそう、物事に対して過剰に期待するのもやめたほうが良い。自分と100%同じイメージを持つ人が自分の好きなものに関わって、自分のイメージ通りにしてくれるなんて奇跡は起こらないから。
閑話休題。設定とかはどうなるんだろう。Dr.天馬がそのまま日本人っていうのは考えにくいから、ドイツにいるアメリカ人医師ってとこ?男女の双子をどう扱うのかにも興味がある。原作者がどのくらいの注文をつけて、どの程度の改造許可(こんな表現あるのか?)を与えているかわからないけれど、ちょっと楽しみだ。思いっきり暗くてどんよりとした映画にしてくれることを希望!「セブン」を製作した会社ということだけど、あぁいう雰囲気がいいなぁ。あ、それは監督によるのか。とにかく続報を待つことにしよう。
昨年亡くなった横山光輝氏はそういったこと(映画化、アニメ化に伴う原作破壊)に非常に寛容な人だったそうで……。
じゃなかったら、「ゴッドマーズ」やOVA「ジャイアントロボ」なんてありえないよなぁ……と(w
自分は創作・制作側じゃないんで言いたい放題しちゃいました(笑)。
ミーハーな方なんで、好きなものが別の手法で作品化されることが多いけれど、これは絶対ダメかなって思うものには近づかないし、観たものや聴いたものはたとえ自分の好みと違っていても「そうきたかぁ」なぁんて思いながら結構楽しめちゃったりする習性なんですよね。
自分もネットで色んなこと書いちゃってますが、ブログやら掲示板なんかを読んで廻っていると自分の好みじゃない改編は全て「悪」「劣化」と切って捨てる人って少なくないじゃないですか。別もの同士に優劣をつけている様子を見ているとなんだかなぁ?と思ってついつい書いちゃいました。