「THE 有頂天ホテル」

当初は大晦日の出来事を年明け二週間後に公開するってどうなのかなと思っていたけれど、そんなに年の瀬感バリバリでもないし、各登場人物のエピソードがテンコ盛り状態ということもあってさほど気にならず。新選組!とHRと王様のレストランとオケピ!を一度に観ているような感じで、ごった煮はごった煮だけれど長回しでじっくり観られるシーンが多いせいか最後まで疲れずに観られた。

それぞれのエピソードは実にくだらないというか、ありそうで無さそう、無さそうでありそうなもの。「んな、馬鹿な(笑)」って感じだけれど日常の積み重ねなんてそんなもので、他人様から見てみればなんの劇的な出来事もない人生でも当の本人にとっては山アリ谷アリの人生だったりする。逆もしかりで、他人が見ると一大事でも当事者にとっては極々当たり前…なんてこともある。そんな出来事を高みの見物する映画かな。

やっぱり佐藤浩市さんってカッコ良い。この映画の中でだとカッコ悪いけどカッコイイ。女性陣では篠原涼子さんが良かったなぁ。松たかこさんと近藤芳正さんのやり取りも笑えるし、あたふたさせたら角野卓造さんは日本一だし…と、挙げていけばキリがないし、まだ公開間もないので詳しいことは書かないでおこう。でも具体的に書けないとなると、さらに取り留めのない感想になってしまうのも確かだ。でも、それで良いんだろうね。「見所は?」と訊かれたら「観る人次第」と答える。私なりに無理矢理まとめるとすれば「カッコ良さげなのに情け無い男たちと、ちゃっかりしっかりしていて可愛い女たちの怒涛の2時間」かな。小難しいこと考えずに、人間っておもしろいやって思える楽しい映画だった。

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大雪のなか今年最初の劇場鑑賞映画。昨年の劇場鑑賞は映画5本と舞台映像化1本の計6本。うち染さんが3本にコナンが1本…、ちょっ、コナンて!感想はupしなかったが、劇場版コナンを観に行ってたりするのだ。しかもここ数年は毎年…アハハハハハ。果たして今年は何本の映画を劇場鑑賞するのやら。

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