六月十六日には「和菓子の日」だそうである。-全国和菓子協会より-
今は和菓子が大好きだが子供の頃は苦手だった。
甘いものが嫌いだったわけではなく、餡子や和モノの甘いものが好きになれなかった。
そういえば黄粉も嫌いだったなぁ。あんパンやドラ焼きは食べなかったし饅頭も好まなかった。鯛焼きや今川焼きもクリームばかり…。
大福だけは食べていたのは、餅が好きだという気持ち餡が嫌いという気持ちを上回っていたのだと思う。でも、給食で出てきたフルーツ白玉の白玉は除けていた。
しかし、そのうちみたらしの串団子が漉し餡に変わり、水羊羹が好きになる。祖母が抹茶を点ててくれるようになると干菓子も食べ始めた。
修学旅行で行った奈良・京都で、すあま団子と生八橋を狂ったように食べ、漉し餡より粒餡の方が好きかななどと言いはじめ、桜餅を食べないと春は来ないし、柏餅は味噌餡、パフェよりあんみつが好きになっていた。
そして、「今月は何が出てるかな?♪」と歌舞伎座へ向かうのだ。