2011年6月の句

梅雨時期はもっと句が浮かびそうなものですが、意外と詠んでいない六月です。
今年はもっと精進します(笑)。
でも、句の出来はなかなかだと思わなくもない(爆笑)。
また、ちょっとしたチャレンジで「新馬戦」を勝手に季語にしてみました。

  • 梅雨冷えに手と手取り合う散歩道
  • 梅雨冷えの今朝は貴方を見送らず
  • 梅雨冷えの我が身を焦がす逢瀬かな
  • 梅雨晴れの朝日に裂かるる逢瀬かな
  • 恋人は梅雨の晴れ間の雲の様に
  • 梅雨晴れに恋の涙も小休止
  • 梅雨空や水に流せぬ爪の痕(あと)
  • 紫陽花のしずくで文をしたためて
  • 紫陽花のしずくを掬い貼る切手
  • 額の花隠しきれない恋心
  • 我が恋の危うさ脆さ額紫陽花
  • 振り返る貴方の向こう梅雨の星
  • 見つめたら見つめかえして梅雨の星
  • また明日逢いましょうねと梅雨の星
  • 待ち人の便り届いて芒種かな
  • 涼風が我が身を包む古寺かな
  • 雷の匂いが覚ます昼寝かな
  • すずらんが見て見ぬふりの忍ぶ恋
  • 昼顔は貴方の知らぬ私かな
  • 雷鳴が家路のふたり追い掛ける
  • 片恋を背負ひて歩く蝸牛
  • 滴りに頬寄せ洗うなみだかな
  • キラキラとゲートも輝く新馬戦

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