2012年1月の句

あけましておめでとうございます。
本年もブログはのんびりと、Twitterはガンガンと更新してまいりますので、お付き合いの程よろしくお願い申しあげます。
昨日の記事で2012年の俳句から自選したものをお送りしたばかりなのに恐縮ですが、さっそく昨年1月の俳句をどうぞ。
とはいうものの、少ない。
正月なんだからもっと、ねえ…。
冬場は苦手なんですかね。
今年はたくさん詠みたいものです。

  • 映しても揺れぬ姿は氷湖かな
  • 届かぬ手氷湖に沈む花一輪
  • 明け空に自転車を駆る寒土用
  • マフラーを二重(ふたえ)に巻いて寒土用
  • 大寒や鍋で震える豆腐かな
  • 大寒の卓で震える豆腐かな
  • 蝋梅や風の隙間にほんのりと
  • 蝋梅や君は香れど振り向かず
  • 荒れた手を握られまいとそっと引く
  • 手足荒る心の鏡か身代わりか
  • 荒れた手が刻む包丁の音あたたかく
  • 小寒や春への一歩と諦める
  • 寒風や晒され落ちる涙かな
  • 郷愁をしまくデッキに置き捨てる
  • 覚悟決め深山樒(みやましきみ)の恋を食(は)む
  • 凍滝(いてたき)に閉じ込めた恋いつ逢える
  • 東屋で我を招くは寒鴉
  • 久女忌や川面に雨の波が立つ
  • 葉牡丹の隙間に隠す鬼の爪

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