2012年2月の句

寒い日が続いても俳句の世界では二月はもう春。
季節の変わり目は雰囲気のある句になりますね。

  • 豆食んで我が身心の鬼やらい
  • 豆食んで我が身の内の鬼やらい
  • ひっそりと鬼嫁やらいの豆をまく
  • 雪折れの松に涙す窓辺かな
  • 雪折れの音に怯えて吠える犬
  • 白魚のいのちの光り川照らす
  • 白魚や背中を泳ぐ君の指
  • 朽ち果てた去年(こぞ)の種芋隠す人
  • 朽ち果てた種芋隠す庭の裏
  • 種芋や何も生まれず産みもせず
  • 紅まぜてくちびるに咲かす梅の花
  • 枝先の梅はほころび微笑んで
  • 梅の花ほころびほほえみ咲くを待つ
  • 白梅は夢のなかでは紅く咲き
  • 旅の空季寄せ片手に春を待つ
  • 春待ちの陽射したよりに目を覚ます
  • 後朝に溶けて消えゆく春の雪
  • この腕で抱きしめたのは春の雪
  • 跡残し音飲み込んで春の雪
  • 菜の花や苦みえぐみは恋の味
  • 旅先で菜の花蝶と化すを知る
  • 過ぎた恋春挽糸の切れるまで
  • 夢うつつ春挽糸を手繰り寄せ
  • 別れ告げ呼子鳥鳴く胸のうち
  • ふらふらと我を導く呼子鳥
  • 融かさずにとろけさせてとチョコ渡す
  • 雨漏りのバケツ覗いて冬送る
  • 吹く風の微かに緑(あお)く雨水かな
  • 涙なく笑顔もなしの我は引鶴
  • 雨音がいつの間にやら百千鳥
  • 空見上げ我剪定の旅に出る
  • 春の土転ぶ子供ら笑う声
  • 盃を交わす人なき春炬燵
  • 帯揚げを並べ合わせて春淡し
  • 鳥雲に入るを見送り紅をひく

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