昨年は9月から1月まで仕事が忙しかったため、すっかりペースが落ちています。
と言って、今はペースが戻っているかと問われると…(苦笑)。
- 月明けて兆した秋のかくれんぼ
- 人生の下り坂道秋桜
- 頼りなく揺れるコスモス君の影
- コンビニの袋揺らして虫時雨
- 目があってふと鳴り止んだ虫時雨
- 虫時雨ヒールの音を包み込む
- 稲掛の景色や何処里帰り
- 稲掛の景色何処や里帰り
- 稲掛を数えて進む旅の窓
- 稲掛けてそっと穂先を撫でてみる
- 稲掛けて伸ばした腰のぎこちなさ
- 十五夜につぶやいてみた十五文字
- 十五夜に揺れる瞳の奥の月
- 十五夜にそっとカーテン開けてみる
- 寂しさを冷たく照らす名月や
- 名月や白いインクで書く手紙
- 中秋の名月浮かぶ水面かな
- 柱から覗く中秋満月や
- 月は見る見てるつもりが見られてる
- 秋分や明日から夜の女なり
- 秋分や中央分離帯に立つ
- 影映る簾名残の西陽かな
- 曼珠沙華夢のなかでは白い花
- 曼珠沙華冷たく燃える女かな
- 人待ちのふりしてじっと曼珠沙華
- 手折らずにそっと眺める曼珠沙華