ここからは少ないのでまとめて載せます。
7月末から8月、9月に掛けては諸事情により精神的に不安定だったため、俳句を詠む気分にならなかったんですね。
もともと詠もうと身構えて詠むのではなく降ってくるタイプなこともあって、精神的感情的におかしくなっているとからっきし駄目なんですよね。
おっと、8月の一つ目にあるような道ならぬ恋に堕ちていたわけではありませんよ(笑)。
9月の秋刀魚焼く…は好きなんですが上機嫌ってのはないよなあ。
もう少し良い言葉がありそうです。
10月は東京競馬場に参戦していたこともあって、馬にちなんだ句が多くなりました。
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- 2010年08月
- 道ならぬ 恋に浮かされ 熱帯夜
- ぬけ殻は 蝉か我が身か 昼下がり
- 夕闇が 包む晩夏の 二人かな
- 降り注ぐ 蝉から逃げて ビルの中
- 夕暮れの 風の匂いは 晩夏かな
- 2010年09月
- 空見上げ 秋を探して 汗拭う
- こおろぎの ささやき求め 夜散歩
- 夏と秋 喧嘩している 夜空かな
- 秋刀魚焼く 煙に巻かれて 上機嫌
- 秋風や 暑さすり抜け 頬撫でる
- 秋の曲 集めて気持ち 切り替える
- 秋冷や 振り返る日の 懐かしさ
- 庭先に そっと現る 薄紅葉
- 2010年10月
- 夕焼けに 姿映して 渡り鳥
- 溢蚊(あぶれか)に 刺されてしぼむ なつの恋
- たてがみに 透ける夕陽と 薄紅葉
- 駆け抜ける 馬群の先の 空高し
- 霧はれて 金木犀に 包まれる
- 三日月の 群れどこまでも 稲穂かな
- 秋晴れや 名残に喰らう 氷菓子
- 秋嶺を 飛び越えてゆく 馬の影
- 夕焼けに 紅葉が溶ける 西の空
- ゆきむしと 追いかけっこの 初雪や