「阿修羅城の瞳」

タイトル欄に映画のタイトルだけを書く際にかぎかっこ「」をつけるのは正しいのだろうか?前回も前々回もつけたのでつけてあるので今回もつけた。どうでもいいんだけどさ。

さて、本題。まあまあ面白かったわ。このテの映画は久しぶりだったけれど、なーんにも考えずに楽しめたから○。ただ、部分部分は良いと思えるのに、全体を振り返ると???ぶつ切りにならあの場面はイイ、あのカットは好きと言えるのに、流れとしてというか通して考えて好きかと訊かれたら即答できん。

宮沢りえちゃんのつばきは良かった。なんか好きなんだよなぁ、りえちゃん。今年はもう3作品も観たよ。でも、映画賞を総ナメにしたあの「たそがれ清兵衛」は観ていなかったりする。阿修羅王に転生してからは鬼の王だか仏さまなんだか、はたまた観音さまなのかよくわかんなくなってしまっていたが、一瞬だけ「おっ!」と思ってしまったイイ顔があったんだよな。どの場面かと問われるとちょっと覚えてないのだが…。思わずのけぞる顔面大仏状態にされてしまったCGを思うと何もかも許せてしまうよ(泣)。転生後の阿修羅王のアイディアって、撮影始まる前から決まってたのかな?陰陽師2の深キョンと同じじゃん(ちょっとうろ覚え。テレビでそんなのが流れていたような気がする)。別にさ、普通サイズでちょっと空中に浮かせて指先からビームの一つでも飛ばしておけば人間じゃなくなったって分かるよ。極端かもしれないけれど、最後に出門と戦うところまで声だけでも良かったんじゃないの?樋口さんの美惨ならそれでいけちゃうと思うけれどなぁ。つばきがいなくなってしまうというこの映画で最も非情な場面で観客の目をテンにしてどうするよ。

まぁ、ツッコミどころの話題はこの位にして、一番好きな場面でも挙げてみようか。椿と最初に出会う、小舟に揺られて新内を口ずさんでいる出門!これが一番かな。あぁ、でもこんな序盤の場面が一番とか言っちゃって、お前は残りの時間をどう過ごしていたんだよ。いやまぁ、全体通して出門には満足しているざます。DVDが発売されたら買うと思うくらいに満足。

興行成績は芳しくなかったようだけれど、私にとっては記念すべき作品となったよ。というのは、初めて映像作品で染さんのことをカッコイイと思えたから(笑)。まぁ、殆どがテレビなので比較するのはいかがなものかとは思うが、連ドラはどれも途中で挫折し、テレ東の正月時代劇も観ていない。あ、「ブランド」は最後まで観たか。んー、多分、映画館で観たからでしょう。あまり日常生活に入り込んで欲しくないのだ。いや、これは決して悪い意味ではなくて、カッコよく言えば、非日常の存在でいて欲しいのよ、ってどこがカッコイイんだか(–;

ロケシーンは良かったな。4月に金丸座に行って来たこともあって「うひょ?!私、あそこに座ってたよ?ん」なんて思ったりしてさ。花道下や奈落も金丸座なのかな?だとしたら、ちょっと感動(現在感動一歩手前で待機中)。

なんだか書いていて、自分が壊れてきたのでこの辺で…。

阿修羅城の瞳・公式サイト

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