渋谷亀博拝見

4月26日にオープンした渋谷ヒカリエで開催されている「四代目市川猿之助襲名記念・二代目市川亀治郎大博覧会」を見てきました。

チケット


入場するとちょうどドキュメンタリーフィルムの上映時刻だったため、係の方に誘導されるまま天竺徳兵衛の大ガマガエルを横目に何の展示も見ずに亀治郎シアターへ一目散。
映像は国立劇場で行われた市川亀治郎の會(一昨年の夏でしたっけ?)で四ノ切の忠信をなさった時のもの。
丁寧な四ノ切の解説と静御前をされた芝雀さんをはじめ染五郎さん、門之助さん、亀鶴さんらのインタビュー、稽古風景、早替わりの様子などが入ったもので、楽しく見ることができました。
見終えたばかりの四ノ切の舞台装置が展示されていて、実際に中に入ることができます。

川連法眼館内部


義経気分を味わうも静御前になりきるのも貴方次第(笑)。
狐の動きを真似て摺り足している方もいました。

ここから入って…


↑ここで狐忠信の衣装を取り、↓ここから狐になって出てきます。

ここから出る!


この川連法眼館の舞台装置だけは写真撮影が許可されていましたが、撮影可不可は別にしてもこういう展示は嬉しいですね。
亀治郎さんの舞台写真の展示は特大パネルになっていて見応えたっぷり。
複数のコマを一枚に収めた写真は動線、表情の変化が見られておもしろかったけれど、亀ちゃんがこっち向いてるのは怖かった(笑)。
コレクションの中から選ばれた役者絵が並ぶとなりには葛の葉で歌を書いた障子が屏風にされて飾られていました。必見です。
博覧会は5月9日まで。お近くの方は是非。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
と、亀博の話ここまで。
以前にもどこか(と言ってもこのブログかツイッターしかないけれど)で書きましたが、私が歌舞伎を観始めたのは祖母の影響によるものです。
札幌から歌舞伎座まで通っていた祖母は猿之助さんの贔屓で楽屋にもお邪魔させていただいており、亡くなる前はよくその話をしてくれました。
拵えをしながら顔つきが役に入っていく話なんかを得意気に(笑)。
そんなこんなで日頃は染ヲタの私ですが、亀治郎くんの猿之助襲名は本当に嬉しい出来事。
染亀じゃなくて、もう次の共演は染猿になるのか。
たくさんの共演を楽しみにしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください