Posts Tagged ‘歌舞伎’

【DVD鑑賞】PARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」

2007/1/2 火曜日

昨年3月に渋谷のPARCO劇場で上演された「決闘!高田馬場」のDVDを大晦日の新橋演舞場にて購入。さっそく拝見。2枚組のDISC2は約70分の特典映像集である。スチール撮り、顔寄せ、お稽古、テーマ曲レコーディング、千穐楽バックステージの風景、WOWOWで生中継された折の三谷さん、亀治郎さん、勘太郎さんによる舞台挨拶の模様、染五郎さん、亀治郎さん、勘太郎さんのインタビューが収められている。お芝居後半のブレヒト幕の裏側はなかなか見もの。染五郎さんのメイクシーンも良かったな。個人的には映画「阿修羅城の瞳」のワンシーンにあった、メイクを落とす時の方が好きだけれど…というのは完璧に余談。最初は特典映像だけをみて、お芝居はまたの機会にと思っていたのだが、やっぱり我慢できなくなって観てしまった。お芝居本編は三谷さんと染五郎さんによる副音声コメンタリーで鑑賞。でもこの副音声視聴ってどうも慣れない。芝居を観れば良いのか、会話を聴けば良いのかわからなくなっちょうのよね。結構いいかげんっぽいことを言っていたけど、決してそんなことはないだろうと思えるお二人の会話で、舞台を観た方にも、観られなかった方にもおすすめのDVD。

歌舞伎座 六月大歌舞伎・夜の部

2006/6/24 土曜日

1階一桁列二十番台。豆大福。

一、暗闇の丑松
   暗闇の丑松....幸四郎
   女房お米.....福助
   四郎兵衛.....段四郎
   女房お今.....秀太郎

この芝居はかなり好き。何故かこの暗さと救いようの無さが堪らない。

いきなりお米が折檻される場面で始まり、ようやく現れた丑松はもう二人も殺しちゃってるし…。お米は哀しすぎる女。騙されて売り飛ばされて女郎になり、それでもどうにかこうにか生きてきたのは丑松のことを想っていたからだったろう。細く弱々しく繋がっていた命綱を丑松に切られてしまうのだから。福助さんのお米はその切られた糸は決して弾かれるように切れたものではなく、切れたところからふわふわとゆらゆらと宙を漂い、いつの間にか見えなくなってしまう蜘蛛の糸のような感じである。お米の糸とは異なる、ピンと張り詰めた糸は切れた瞬間に勢いよく弾かれて、お今を殺し、四郎兵衛を追う幸四郎さんの丑松。そして怯えながら逃げる幕切れは、舞台では演じられていない冒頭でのお米の母お熊と浪人当四郎を殺害して来た時のことを思いださせる。

丑松がお今を殺す場。お今の秀太郎さんなのか、秀太郎さんのお今だかよくわからないけれど色気凄すぎ!!襟がはだけた時は「あぁぁ、胸が!!」とドキドキしてしまった。

風呂屋では湯屋番頭の蝶十郎さんが大活躍。昔の暮らし、働く人をまさに身体全体で表現。手桶を積み終えた時は客席から拍手。窓から差し込む光も綺麗だった。

おまけ:染さんは料理人祐次。お米と丑松の話に直接は絡まないが、丑松が帰ってきたことを確認させるような役回り。ちょっとヤクザ入り過ぎだけれど、カッコ良かったわ。

ニ、新古演劇十種の内 身替座禅
   山蔭右京.....菊五郎
   太郎冠者.....翫雀
   侍女小枝.....梅枝
   侍女千枝.....松也
   奥方玉の井....仁左衛門

このお二人の身替座禅は以前テレビで観たことがあるのだが、歌舞伎座では初上演だそうである。当たり前だけれど実際に観るのは良い。菊五郎さんのまろやかな色気と仁左衛門さんの角張った奥方振りは楽しいし、小枝と千枝は可愛い。男性陣が右京、太郎冠者が柔らか味のある丸い雰囲気で、玉の井をはじめとしてすっきりとした印象の女性陣。

三、二人夕霧 傾城買指南所
   藤屋伊左衛門...梅玉
   後の夕霧.....時蔵
   おきさ......東蔵
   先の夕霧.....魁春

廓文章の後日談、パロディと言われてもやはり伊左衛門は藤十郎さんという印象が強すぎるんだなぁ。あんまり何にも考えないで観ていたけれど、のんびり楽しい一幕だった。死んだものと思っていた夕霧は生きているし、ここにももう一人夕霧はいるし、めでたしめでたし…って、ぉぃ。蛸を手に花道を駆けて帰ってくる時蔵さんの夕霧が素敵過ぎ。ちょっとすっ呆けた雰囲気の時蔵さんは大好きだ。

歌舞伎座 六月大歌舞伎・昼の部 弐

2006/6/24 土曜日

1階一桁列10番台。寿司折。二度目の観劇。この日は元々夜の部のチケットを持っていたのだが、もう一度観てみたくなったため昼を買い足して昼夜一日観劇の暴挙に出てみた。二度目だし、サラッと流す程度の感想で…と言っても、一回目もたいして書いていないか。

一、君が代松竹梅

特段ダイナミックな所作やケレン味があるわけでもないので、素人が十日と空けずに観たところで何がどうとは言えない。敢えて言えば、前回観た時よりも少しこじんまりとした雰囲気になっていた。良く言えばまとまっているというのかもしれない。翫雀さん(松の君)の存在感が増していたように思う。

ニ、双蝶々曲輪日記 角力場

前回よりたっぷりしたお芝居になっていて満足度上昇。二回目を観に行って良かった。染五郎さんの放駒は、何か引っ掛かっていたものが抜けたというか、よく分からないけれどスカッとした感じが加わっていた。スコーンと何かが抜けたのにお芝居全体はたっぷり感が増すという、まぁ不思議な表現で感想を書いているけれど、染五郎さんが与五郎との二役なのでメリハリが出たってことなのかな。ただ、その与五郎なのだけれど、濡髪が勝ち続けてさえいれば吾妻を身請けできなくても何とも思わなさそうに見えるのよ。吾妻と与五郎が一緒にいる場面が無いので仕方ないことかもしれないか。と、ここまで書いて思ったけれど、実際はそんなもんだったりするんだよね。好きな役者やタレント、スポーツ選手なんかにのめり込んでいて他のものが全く眼に入っていないように他人からは見えてしまう人でも、ソレは其れ、コレは此れということは実生活でもよくあること。

三、昇龍哀別瀬戸内 藤戸

かっちり感が増していたように思う。二度目ということもあるのだけれど、場面場面がすーっと入ってくるような感覚。一度目を観劇した時に気がついていなかった違和感を、今回、二度目を観たことによって、前回は何かが違っていたことを感じた。それが何かはハッキリしないけれど。

四、江戸絵両国八景 荒川の佐吉

お客さま方、少々泣き過ぎでございますわよ。いや、仁左衛門さま、少々泣かせ過ぎでございますわ…か。さすがに私もじーんときたけれどね。政五郎が佐吉を諭すところでの菊五郎さんの温かみが印象的。全体的に暗転が多すぎるきらいがあって、観ている側としても集中,一息,集中,一息…の連続でちょっと疲れてしまった。それ以外は満足のお芝居。

Calendar

2009年11月
« 10月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
=-=-=

Tag Cloud

=-=-=

Archive

category

RSS 別館「お気楽絵草紙」

携帯電話からもどうぞ♪

お気楽草紙のURLです。携帯電話からもどうぞ♪

お気楽草紙のURLと、お気楽絵草紙の携帯用URLです。

 

feed


RSS配信
フィードメーター - お気楽草紙
RSSリーダー:フレッシュリーダー

 

travel