2011年11月の句

秋から冬へ。
詠みやすい季節ですかね。
ツイッターで「季語 #kigo」「なんだい季語 #nandaikigo」というハッシュタグに参加しているので、なかなか馴染みのない言葉にも挑戦しています。
いやぁ、勉強になりますよ。
プロなのかアマなのか存じませんが、みなさま素晴らしい句を詠まれています。
私もちょこちょこふぁぼりますが、拙句をふぁぼられると嬉しいものです。

  • 秋寂び(あきさび)や別れを告げた帰り道
  • 黙りこみ歩くふたりの秋寂し(さぶし)
  • 強がって見せた笑顔は秋寂ぶし
  • 強がって見せた笑顔の秋寂ぶし
  • 秋寂びを忘れさせんと抱き寄せる
  • 秋寂びや忘れさせんと抱き寄せる
  • 逢えぬまま二度目の朔旦冬至(さくたんとうじ)かな
  • 逢えぬまま朔旦冬至(さくたんとうじ)二度目かな
  • 秋惜しみ愛を惜しんで歩む道
  • 抱き寄せてするりと逃げた秋惜しむ
  • 貴方より秋を惜しんで眺む空
  • 立冬や肌と心の温度差よ
  • 立冬の風暖かく恋終わる
  • 狐の提灯(きつねのちょうちん)で直す化粧かな
  • 彼のもと狐の提灯辿る道
  • 火遊びは狐の提灯だまし愛
  • 冬淺し肩抱く腕もゆるやかに
  • 冬淺しふたりの仲は浅からず
  • 柿落葉踏みて見上げる君の顔
  • 恋熟れて流す涙は柿落葉
  • 再びの出逢い待つ身か木守(きまもり)や
  • 木守(きまもり)や見つめる先の男ども
  • まぼろしの恋から醒めんと苦参(くらら)噛む
  • やきもちを酸橘(すだち)に変えて添える皿
  • 朽野や誘われるまま迷い込む
  • 竈猫(かまどねこ)冷えた二人をじっと見る
  • 神帰り彼は帰らぬ月となる
  • 愛集め貴方に届け昴かな
  • ひとり宿恋の去る音虎落笛(もがりぶえ)
  • 抱き締めた背中のほくろ六連星(むつらぼし)
  • 君のため君だけだよと寒苦鳥
  • 温石(おんじゃく)の代わりに私を抱きしめて
  • この恋が実りますよに寒四郎

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