今年一年の観劇の記録を載せておきます。
本当はちゃんと感想書かなきゃいけないんでしょうね。
どれもこれも楽しくて満足していることだけは確かです。
文楽は2月に行けなかったのが残念。
国性爺合戦だったんですよね、確か。
これは歌舞伎でも観に行く機会がなくてどうも縁がないようです。
9月の妹背山婦女庭訓では私の観劇人生最高の道行恋苧環が観られたのではないかと思います。
和生さんの橘姫、玉男さんの求女、勘十郎さんのお三輪…至福眼福でございました。
歌舞伎文楽通じてもう後にも先にもこれを決定版にし…ってのは言い過ぎかしら。
同じ月の鎌倉三代記の局使者の段を語られた希大夫さんのお声が私のハートを射抜いてしまいました。
12月の鑑賞教室もいらっしゃる方のプログラムを選ばせていただくなどしてこれはもう恋の予感(笑)。
この鑑賞教室、文楽をまだご観劇されていない方にはとてもおすすめですので国立劇場のサイトをチェックされてみてくださいね。
そして今年はTwitterで交流させていただいた方のおかげでオペラデビューを果たすことが出来ました。
想像以上に良かったです。
歌声のみならずオーケストラの生演奏も素晴らしいし、歌舞伎とオペラの舞台の使い方の違いなんかにも感心したりと充実の観劇でした。
歌舞伎を振り返ってみると、国立劇場を三ヶ月続けたりして通し物が多くなった印象でしょうか。
歌舞伎座でも菅原伝授手習鑑とか新薄雪物語とかありましたしね。
秀山祭の競伊勢物語では、吉右衛門さんを挟んで染五郎さんと菊之助さんが並ぶ場面に胸熱でした。
結末は悲しかったですけどね。
染五郎さんの実盛は期待以上の素敵さで、高麗屋とは縁の薄い演目ではありますがこれはもう持ち役にしていただきたい!
染五郎さんのことを書き始めると止まらなくなりますのでここまでにしておきます。
歌舞伎以外の役者さんの舞台を年に二回以上観に行くのは珍しいのですが、今年は堤真一さんを三姉妹、才原警部の終わらない明日で観劇することになりました。
振り返ってみると堤さんはアテルイ、吉原御免状、今ひとたびの修羅など自分の中では観劇数が多い方であることに気がつきびっくり。
たぶん好きなんです…たぶんって何なんだよ(笑)。
ではまた来年も素敵なお芝居に巡りあえますように。
以下に、劇場別に観劇月と演目を添えて列挙しておきます。
あ、映画をまとめるの忘れてたわ。
- 1月 昼夜 金閣寺、蜘蛛の拍子舞、一本刀土俵入、番町皿屋敷、女暫、黒塚
- 2月 夜 陣門組打、神田祭、筆屋幸兵衛
- 3月 昼夜 菅原伝授手習鑑
- 6月 昼夜 天保遊侠録、新薄雪物語、夕顔棚
- 9月 昼夜 双蝶々曲輪日記、紅葉狩、競伊勢物語、伽羅先代萩
- 11月 昼夜 実盛物語、若き日の信長、御所五郎蔵、江戸花成田面影、元禄忠臣蔵仙石屋敷、勧進帳、河内山
- 12月 夜 妹背山婦女庭訓
- 10月 伊勢音頭恋寝刃
- 11月 神霊矢口渡
- 12月 東海道四谷怪談
- 5月 五條橋、新版歌祭文(野崎村)、二代目吉田玉男襲名披露狂言・一谷ふたば軍記(熊谷桜・熊谷陣屋)、祇園祭礼信仰記(金閣寺、爪先鼠)、桂川連理柵
- 9月 面売り、鎌倉三代記(局使者の段、米洗ひ、三浦之助母別れ、高綱物語)、伊勢音頭恋寝刃、妹背山婦女庭訓
- 12月 二人禿、三十三間堂棟由来、奥州安達原、紅葉狩
- 6月 ばらの騎士
- 12月 ファルスタッフ
- 7月 歌舞伎NEXT阿弖流為
- 2月 三姉妹
- 3月 趣味の部屋
- 12月 才原警部の終わらない明日
-
歌舞伎座
- 国立劇場大劇場・歌舞伎
- 国立劇場小劇場・文楽
- 新国立劇場オペラパレス
- 新橋演舞場
- シアターコクーン
- PARCO劇場
- 世田谷パブリックシアター
来年はいよいよ雀右衛門襲名、芝翫襲名ですね。
染五郎さんがもう2,3月にご出演がないことが判明していたりラスベガス公演があったりとのことで、前半はのんびりした観劇になりそうかな。